2011年11月13日
善意の責任
(ジャーナリスト)武田徹さん著『原発報道とメディア』より
~読みやすいように編集してあります~
「血液型がAB型Rhマイナスの妊婦が手術するので献血に協力してほしい」という善意から発信された電子メールが「チェーンメール」となって広まり、献血の申し出や問い合わせが〇〇病院に殺到、診療に支障が出始めた。
病院はメールの転送中止を呼び掛けている。
同病院の関係者によるとメールの発信者は妊婦の家族の友人という。
2000人に1人とされる血液型で、血液が足りないということを聞き込んで発信したらしい。
手術の時期や必要な血液量などが具体的に書かれていたうえ、「周りの友達、家族、親せき、会社関係の人に伝えて」と書き添えられていたため、急速に広まったとみられる。
以来「毎日何十件もの電話が殺到して他の患者の応対ができないほど」(同病院)。
事態を重く見た同病院は、ホームページに「供血をお願いしていることは事実だが、メール自体は病院が出したものではなく、内容に責任は負えない」という文を掲載。
「診療に支障が出ている。善意だとしても、これ以上の転送はやめてほしい」と呼び掛けた。
実は、このメールの内容は嘘ではなかった。
血液が足りないのも事実だった。
病院は問い合わせを受け、最初は事実に間違い無いと応えていたが、やがて大量の電話が殺到し、通常業務に支障をきたすようになってしまい、「善意だとしても、これ以上の転送はやめてほしい」と呼びかけても、問い合わせは止まらなかったのだそうだ。
そこでどうしたか。
病院側は困惑して、最初のメールの配信者に頼んで、「もう血液は足りた」という内容のメールを流してもらった。
それがチェーンメール化した流れをもう一度たどるかたちでチェーンメール化し、ようやく電話の問い合わせが止まったのだという。
実はその時点で輸血に必要な血液は足りていなかった。
しかしメール経由で血液が提供される様子はなく、むしろ問い合わせによる業務への支障という被害のほうが大きかったので、チェーンメール化した情報の広がりを、「嘘」の情報を流して止めたのだった。。。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
・・・なんとも皮肉な話ですよね。
最初にメールを配信した人は、本当に藁をもすがる思いで、メールを配信したのでしょう。
受け取った人々も、「善意」ゆえにメールを広め、結果としてチェーンメール化してしまったのでしょう。
そのメールを見たある一定数の人々は、不確かな情報を転送するわけにはいかない・・・という、ある意味正しい判断ゆえに、直接病院へ問い合わせをし、真偽を確かめた後にメールを配信したのでしょう。
その行為はけっして間違ってはいません。
自分で確認できない不確かな情報を広めることほど、無責任なことはないですからね。
おそらく私でもそうすると思います。
寂しいのは、それだけ情報が拡散されたのに、メール経由で血液が提供される様子がなかった・・・ということ。
(結局、必要な血液は、通常の医療関係のネットワーク経由で確保されたそうです)
“本当の情報” から出たみんなの「善意」、そして「正しい(と思える)判断」の結果が、病院の業務に支障をきたすほどの混乱を招いてしまった。
そしてその混乱を改善させるためについた “嘘” が、結果として良い状態を生んだ・・・。
情報というものは、正しければよい。。。というものではありませんね。
一人ひとりが情報に振り回されない・・・というのは大・大・大前提ですけど、
もしかしたら、情報の真偽なんてものはどっちでもよいのかもしれませんね。
そして何より、
言葉が適切かは解りませんが、“手軽に行える善意” というものは、
もしかしたら非常に冷静な眼が必要になるのかもしれません。
以前 “自由には責任が伴う” みたいなお話を書かせていただきましたが、“善意” というものにも、大きな大きな責任が伴うのかもしれませんね。
善意=責任=覚悟。。。とも受け取れます。
拡散してほしいという、
善意のメールが届いたとき、
オイラはどんな覚悟を持って、
どんな行動をとるのだろうか・・・(イッパンテキナドウロ・・・ソレハコウドウ
。。。)。
ありがとう ありがとう ありがとう(オカゲサマのオカゲサマ~)
うたしショップのんき屋のほ~むぺ~じ
http://park5.wakwak.com/~nonkiya358/
長野県内初!!
~Nalelu商品取り扱い始めました♪~
フリマボックス伊那店 0265-76-5445
うれしいなぁ たのしいなぁ わぁ~ しあわせぇ~(ユルルンル~ン♪)
~読みやすいように編集してあります~
「血液型がAB型Rhマイナスの妊婦が手術するので献血に協力してほしい」という善意から発信された電子メールが「チェーンメール」となって広まり、献血の申し出や問い合わせが〇〇病院に殺到、診療に支障が出始めた。
病院はメールの転送中止を呼び掛けている。
同病院の関係者によるとメールの発信者は妊婦の家族の友人という。
2000人に1人とされる血液型で、血液が足りないということを聞き込んで発信したらしい。
手術の時期や必要な血液量などが具体的に書かれていたうえ、「周りの友達、家族、親せき、会社関係の人に伝えて」と書き添えられていたため、急速に広まったとみられる。
以来「毎日何十件もの電話が殺到して他の患者の応対ができないほど」(同病院)。
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実は、このメールの内容は嘘ではなかった。
血液が足りないのも事実だった。
病院は問い合わせを受け、最初は事実に間違い無いと応えていたが、やがて大量の電話が殺到し、通常業務に支障をきたすようになってしまい、「善意だとしても、これ以上の転送はやめてほしい」と呼びかけても、問い合わせは止まらなかったのだそうだ。
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実はその時点で輸血に必要な血液は足りていなかった。
しかしメール経由で血液が提供される様子はなく、むしろ問い合わせによる業務への支障という被害のほうが大きかったので、チェーンメール化した情報の広がりを、「嘘」の情報を流して止めたのだった。。。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
・・・なんとも皮肉な話ですよね。
最初にメールを配信した人は、本当に藁をもすがる思いで、メールを配信したのでしょう。
受け取った人々も、「善意」ゆえにメールを広め、結果としてチェーンメール化してしまったのでしょう。
そのメールを見たある一定数の人々は、不確かな情報を転送するわけにはいかない・・・という、ある意味正しい判断ゆえに、直接病院へ問い合わせをし、真偽を確かめた後にメールを配信したのでしょう。
その行為はけっして間違ってはいません。
自分で確認できない不確かな情報を広めることほど、無責任なことはないですからね。
おそらく私でもそうすると思います。
寂しいのは、それだけ情報が拡散されたのに、メール経由で血液が提供される様子がなかった・・・ということ。
(結局、必要な血液は、通常の医療関係のネットワーク経由で確保されたそうです)
“本当の情報” から出たみんなの「善意」、そして「正しい(と思える)判断」の結果が、病院の業務に支障をきたすほどの混乱を招いてしまった。
そしてその混乱を改善させるためについた “嘘” が、結果として良い状態を生んだ・・・。
情報というものは、正しければよい。。。というものではありませんね。
一人ひとりが情報に振り回されない・・・というのは大・大・大前提ですけど、
もしかしたら、情報の真偽なんてものはどっちでもよいのかもしれませんね。
そして何より、
言葉が適切かは解りませんが、“手軽に行える善意” というものは、
もしかしたら非常に冷静な眼が必要になるのかもしれません。
以前 “自由には責任が伴う” みたいなお話を書かせていただきましたが、“善意” というものにも、大きな大きな責任が伴うのかもしれませんね。
善意=責任=覚悟。。。とも受け取れます。
拡散してほしいという、
善意のメールが届いたとき、
オイラはどんな覚悟を持って、
どんな行動をとるのだろうか・・・(イッパンテキナドウロ・・・ソレハコウドウ

ありがとう ありがとう ありがとう(オカゲサマのオカゲサマ~)
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うれしいなぁ たのしいなぁ わぁ~ しあわせぇ~(ユルルンル~ン♪)