2010年01月05日
三つの知②
。。。前回からの続き(ニコニコ)
「実るほど 頭(こうべ)を垂れる 稲穂かな」という言葉があります。
たくさんの実を成らせた稲穂ほど頭を垂れる、という例えです。
たくさんのものを身に付けた人ほど謙虚で腰が低くなるものだ、というわけです。
偉そうではないものだ、ということなのですが、社会的な評価や地位、身分、
経済的優位性、あるいはほかの人よりたくさんのことを知っているなどに至ると、
「謙虚さ」を保つのは難しい。
自分が見えにくくなってしまうのです。
よほど自分がしっかりしていないと、自分を見失います。
気が付いたら、自分にとって大事な人たち、
そういう人は応々にして耳の痛いことを言う人なのですが、
そういう人を疎んじ、遠ざけ、去らせてしまう結果になりかねません。
誉められれば誉められるほど、賞賛されれば賞賛されるほど、頭(こうべ)を垂れる。
これが、私の考える「知性」=「謙虚さ」です。
二つの「知」に加えて三つ目の「知」、「知性」=「謙虚さ」が身に付いた人は、
多分「尊敬」され、「敬愛」されることになるでしょう。
最初の話に戻ります。
私に相談された方は、「知識」は充分でした。
それが過ぎるほどでもあったのでしょう。
その「知識」が過ぎて、「知識」を持たない夫を物足りなく思ってしまったらしいのです。
しかし、話を聞いてみると、そういう講演会やセミナーに出かけたいとき、
いつも笑顔で「行っておいで」と言い、
仕事から急いで帰ってきて子供を見てくれる、素晴らしい夫であったらしいのです。
たくさんのことを勉強し、
知ってはいてもそれを実践しない人がいる。
一方で、
何も知らないけれども笑顔で「実践」し続けている人がいます。
どちらが「実践者」ですか? と私は聞きました。
。。。またまた続く^^
うたしショップ暖氣屋(のんきや)のほ~むぺ~じ
http://park5.wakwak.com/~nonkiya358/
うれしいなぁ たのしいなぁ わぁ~ しあわせぇ~(ユルルンル~ン♪)
Posted by 重盛太一 at 08:53│Comments(0)
│小林正観さん
コメントは当方承認後の受付とさせていただきます。