【全く逆の作用】

重盛太一

2009年06月24日 18:53


『嫌味や皮肉でチクチク刺せば、ひと刺しごとに相手は離れる』


相手に無関心だったら、嫌味も皮肉も言わないでしょう。

無関心でないどころか、

もっと自分に関心を持ってほしいから、

気持ちを向けてほしいから、

嫌味や皮肉を言ってしまうのだと思います。


例えば、

いつも仕事で遅くなる恋人から常に待たされる人がいるとします。

我慢し続けていたが、自分の感情がコントロールできなくなって、

ついこんなことを言ってしまったとしましょう。


「そんなに仕事が好きなら、仕事と結婚したら!」


その恋人を少しでも自分に向かせるために言った

ひとことであったのでしょうが、結果は逆になるのです。

そういう形でチクチク刺せば、相手は痛いから離れる。

離れた相手を取り戻そうと、さらに嫌味や皮肉を言う。

つまり、さらにチクチク刺す。

すると相手はさらに(痛いので)遠くに逃げる。

どんどん離れていってしまうわけです。


よく考えてみると、

目的はその人を追いやる事ではなかったはず。

「もっと近くに居てほしい。近くに来てほしい」

と願ってのことだったでしょう。

目的を考えれば、嫌味や皮肉は、目的に近付くどころか、

全く逆の作用しかありません。


  ~小林正観さん著『22世紀への伝言』より~



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うれしいなぁ たのしいなぁ わぁ~ しあわせぇ~(ユルルンル~ン♪)

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